ラーメンだけじゃない!喜多方日帰り観光モデルコース

「喜多方」といえばラーメンをまず最初に思い浮かべますが、それだけではありません!立派な蔵造りの町並みにグルメ、お酒や自然などなど見どころ満載!今回はそんな喜多方の日帰りで回れるオススメモデルコースを会津在住の筆者がお伝えします。

【am8:00】まずはラーメン!混雑しない「朝ラー」がオススメ!

まずは喜多方の代名詞「喜多方ラーメン」をいただきましょう。えっ、朝からラーメン!?と思われるかもしれませんが、喜多方には朝からラーメンを食べる「朝ラー」という文化があります。元々、朝早くから農作業をする農家の方々のためにラーメンを提供したのが始まりだとか。

普段は超長〜い行列をつくる有名店「坂内食堂」さんも朝はご覧の通り。比較的待ち時間の少ない朝が狙い目です。

といってもさすがは坂内食堂、すでに中はお客さんでいっぱいです。こちらのお店は先にお会計をするシステム。注文を済ませてから席に案内されます。

支那そば(中華そば・700円)をいただきました。澄んだスープがとてもキレイで、チャーシュー麺でもないのに厚めのチャーシューが4枚も入っています。

他にも「朝ラー」をやっているお店はたくさんありますので、ぜひ朝を狙ってみてください。

坂内食堂 本店
〒966-0816 福島県喜多方市字細田7230
【電話番号】0241-22-0351
【営業時間】7:00~18:00 ※スープがなくなり次第終了
【定休日】木曜日・元旦
【駐車場】6台
【ホームページ】http://shop.bannaisyokudou.jp/

【am9:00】創業1790年!日本酒で数々の賞を受賞している「大和川酒造店」

会津の中でも米どころとして知られる喜多方市にはいたるところに酒蔵があります。その中でも老舗中の老舗「大和川酒造店」は、全国新酒鑑評会で8年連続金賞(2011-2018年)を受賞した「弥右衛門」などの銘柄で有名で、試飲や酒蔵見学をさせてくれます。

酒蔵では見学ツアーを9時〜16時30分までの間、15分間隔で無料で行われています。江戸時代に作られた酒蔵の中で、喜多方の酒造りの歴史を知ることができます。

金賞受賞酒も含め、いろんなお酒が試飲できます。他にも酒蔵をホールとして活用したコンサートなども定期的に行われていますよ。詳しくは以下の記事に書いています。

大和川酒造店
〒966-0861 福島県喜多方市字寺町4761
【電話番号】0241-22-2233
【見学時間】9:00~16:30
【休業日】年末年始
【駐車場】あり
【ホームページ】http://www.yauemon.co.jp/information/

【am10:00】喜多方の美しい自然を満喫しよう!

【 春 】

喜多方では季節ごとにとても素晴らしい風景をみることができます。春の季節にお越しの方はぜひ桜を。会津でも指折りの桜の名所「喜多方日中線記念自転車歩行者道の桜並木」は廃線となった日中線の跡地を遊歩道として整備し、そこに全長約3km、1,000本もの桜が植えられています。道のりの中間地点には当時走っていたSLも展示されていますよ。

●所在地:〒966-0000  福島県喜多方市字押切東2丁目ほか

 

【 夏 】

夏はぜひひまわり畑を見に「三ノ倉高原」へ!東北最大級の250万本のひまわりが植えられていて、ひまわり畑からは喜多方市内を一望することができます。見頃は8月中旬から9月上旬まで。

●所在地:福島県喜多方市熱塩加納町相田字北権現森甲857-6

 

【 秋 】

秋は樹齢800年と言われる大銀杏がある「新宮熊野神社」へ!国指定重要文化財の「長床(ながとこ)」がある場所でも知られ、大銀杏は11月中旬頃から見頃を迎えます。11月下旬〜12月上旬にもなると落葉し、「黄色の絨毯」と呼ばれるようにあたり一面の地面を黄色く彩ります。

所在地:福島県喜多方市慶徳町新宮字熊野2258

【pm12:00】古民家カフェで会津野菜を使ったランチ

観光シーズンのお昼は、どこのラーメン屋さんも大賑わいなので古民家食堂「つきとおひさま」でゆったりランチがオススメ。大和川酒造店のすぐ近くにあります。ぱっと見は本当に普通の民家みたいです。

入り口付近。おばあちゃんちって感じです。

どこか懐かしい感じの中にも、レトロな小物がオシャレにコーディネートされていてゆったりと時間を過ごすことができます。右上の写真は紅芋のチーズケーキです。

こちらは旬のおかず定食(1,100円)。会津産の野菜を中心に、季節ごとの旬の野菜が彩りよく盛られています。ほっこりするお味ですが、味付けはしっかりした印象で男性でも食べごたえがあります。器も会津本郷焼を使ったものなどこだわりが感じられます。

お店に併設された雑貨屋さんでは会津本郷焼や会津木綿を使った服やアクセサリー、自然食品などが売られています。お土産に是非。

食堂つきとおひさま
〒966-0871 福島県喜多方市字寺町南5006
【電話番号】0241-23-5188
【営業時間】10:00~18:00
※冬期(12月~3月)は11:00~18:00
【定休日】火・水曜日
【駐車場】7台
【ホームページ】http://tukitoohisama.com/

【pm2:00】 お土産探し!「おくやピーナッツ工場」

ランチのあとはお土産探しへ。近くには喜多方ラーメン館など、お土産探しには困りませんが、ちょっと他の人とはひと味違うお土産を選びたいという方にオススメなのがこちらの「おくやピーナッツ工場」です。蔵造りの建物が印象的です。

会津産のピーナッツをいろんな味でコーティングしたお菓子です。たくさんの味があり、カラフルな色合いなのでお土産には喜ばれると思います。

試食コーナーも充実しています。採れたてピーナッツの塩ゆでから、梅・わさび・柚子胡椒・コーヒー etc…いろんな味を楽しむことができます。

こちらは冬季限定(12月〜3月)ですが、新豆を使った「ピーナッツきんつば」(150円)。とろりとしたピーナッツクリームをふんだんに使用していて寒い冬にぴったりです。他にもピーナッツソフトクリームなど、人気商品が目白押しです。

おくやピーナッツ工場
〒966-0852 喜多方市字天満前8930
【電話番号】0241-23-7630
【営業時間】10:00~18:00
【休業日】元旦
【駐車場】6台
【ホームページ】https://shop.oku-ya.com/

【pm2:30】会津塗の器で蔵カフェタイム♪「珈琲蔵ぬりの里」

おくやピーナッツ工場から道路を挟んですぐ、「珈琲蔵ぬりの里」でコーヒータイムにしましょう。こちらも蔵造りの立派な建物です。

店内は昭和レトロな落ち着いた雰囲気で、コーヒーの良い香りがします。

 

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こちらの売りは食器に会津塗を使っていること!漆の光沢でコーヒーが輝いて見えます。他にも郷土料理やお食事も提供していて、お隣のショップでは漆製品の販売もしていますよ。

珈琲蔵ぬりの里
〒966-0852 福島県喜多方市字天満前8919-1
【電話番号】0241-23-0441
【営業時間】9:30~18:30
【休業日】第2・第4木曜日
【駐車場】17台
【ホームページ】http://hachiro-bei.com/

【pm4:00】迫力満点! SLを見よう!

会津若松から新津(新潟県)間の磐越西線には週末になるとSLが運行します。中でも喜多方市内は平坦で障害物の少ない田園風景が広がるので写真撮影にはピッタリ!

上の動画は喜多方駅を15時51分に新津方面へ出発したSL。基本的に土日のみ、1日往復1本の運行です。詳しくは以下のJRの運行カレンダーをご確認ください↓↓

●SLばんえつ物語

【pm6:00】生産直売!極上の会津喜多方牛が驚きの価格!「長澤屋」

最後はディナー。会津は馬肉だけではありません!喜多方にも立派なブランド牛「喜多方牛」があります。そのお肉を提供してくれるオススメのお店がこちら「長澤屋」です。牛肉は黒毛和牛の雌牛(月齢30ヶ月以上)を使用、産地直送・1頭買いだからこそできる極上のお肉を提供してくれます。

単品での注文ももちろんできますが、オススメは3,000円のコース。えっ焼き肉で3,000円なんて大したお肉が出てこないんじゃないの?と思いがちですがここのコースはとにかくスゴイです。まずはタン。しっかりと食べごたえのある厚さです。いや、めちゃくちゃウマい!写真は全て4人前です。

オススメの食べ方は塩。中でも温泉を煮詰めて作った「会津山塩」で食べると絶品!肉と塩の旨味だけで十分です。

続いてこちらは「サガリ」と呼ばれる頬肉の部分。なかなか食べれない貴重な部位です。頬肉というと硬そうなイメージですが、脂のサシもしっかりとあります。

次から次へとどんどん極上のお肉が届きます。部位の名前はもう忘れました笑。とにかくどれを食べてもうますぎです。

極めつけはこちら!極上のヒレステーキです。この厚さ!脂のサシ!都心で食べたら間違いなく万を超えると思います。

ここに、ミックスホルモン(写真は撮り忘れました)とサラダにクッパ、アイスがつきます。これで3,000円は本当に安すぎ!誰にも言いたくなかったけど、こっそり教えちゃいます。予約をして行きましょう。ランチ営業もしてます。
※その日の仕入れ状況によりコースの内容は変わります。

長澤屋
〒966-0094 喜多方市押切1-31
【電話番号】0241-24-3989
【営業時間】ランチタイム-11:30~14:00 月・火・木・金曜
ディナー-17:00~21:30
【定休日】水曜
【駐車場】6台
【facebookページ】https://www.facebook.com/%E9%95%B7%E6%BE%A4%E5%B1%8B-915229651879033/?fref=ts

【pm8:00】最後は温泉!道の駅にある美肌の湯「蔵の湯」

旅も終盤!最後は温泉に入って一日の疲れを癒やしましょう。喜多方にいくつかある温泉施設のうち、オススメなのが道の駅「喜多の郷」の敷地内にある「蔵の湯」。国道121号線を米沢方面に向かうと見えてきます。

道の駅の敷地内なので、もちろんお土産コーナーも充実。買い忘れたお土産もここで調達することができます。

こちらが「蔵の湯」の外観。敷地内の一番奥にあります。入場料は通常500円ですが、午後5時以降に入るとなんと300円に!旅の一番最後に訪れるのがベストです(閉館は午後9時)。

公式HPより

立派な大浴場に、露天風呂!露天風呂は敷地が広すぎて、裸で歩いていると不思議な開放感があります笑。ここのお湯はお肌がスベスベになる「メタケイ酸」を多く含んでいて美肌・美人の湯と言われています。確かにちょっとぬるっと、肌に吸い付くような泉質でしたよ。

道の駅喜多の郷「蔵の湯」
〒966-0901 福島県喜多方市松山町鳥見山字三町歩5598-1
【電話番号】0241-21-1139
【営業時間】9:00~21:00
【休業日】第1水曜日
【入場料】大人:500円(午後5時以降300円) 小人:300円(午後5時以降150円)
【ホームページ】http://hachiro-bei.com/

以上、喜多方観光日帰りモデルコースでした!