会津若松〜喜多方間の移動はSLで!レトロな車内と自然を満喫できる「SLばんえつ物語」

みなさん、会津若松からSL(蒸気機関車)が走っていることはご存知ですか?そのSLの名は「SLばんえつ物語」。会津若松駅〜新津駅(新潟県)を結ぶ磐越西線を観光列車として定期的に運行し、週末になると観光客を乗せて大自然の中を駆け巡ります。会津若松と喜多方の両方を観光したいけど、どうやって移動しようかなと考えている方はぜひ「SLばんえつ物語」を利用してみてはいかがでしょう。

※新型コロナウイルスの影響でしばらく運休をしていたのですが2020年8月1日より、感染対策を実施した上で運行が再開されました。

出発は「会津若松駅」。迫力ある外観に圧倒!

今回の旅の出発点は磐越西線「会津若松駅」。会津観光の拠点となる駅から、SLばんえつ物語は運行しています。こちらの駅にはみどりの窓口が設置されていて、当日でもチケットを購入することができます。※ただ、人気の列車ですので事前の予約がオススメ。

乗車券を購入。全席指定席です。今回は喜多方駅の次の駅「山都」までの乗車券を購入しました(ちょっと用事があったため)。会津若松→新津間は1日1本のみの運行で、15:25発のみです。時間が限られている方は、上手に観光のスケジュールを調整してみてください。

20分くらい前にホームに着いたのですが、すでに観光客や鉄道ファンの方でいっぱいです。家族連れも多いですね。SLは乗車するホームとは違う場所で待機しているみたいです。

車両が目の前にやってきました!すごい迫力で、機関車の熱気がムンムンと伝わってきます。

大きな動輪と細いボイラーの優美さから「走る貴婦人」と呼ばれているのだとか。乗車ホームに到着後はすぐの出発となり、あまり撮影の時間がありません!また、観光客であふれるのでベストショットを撮影するのも難しくなります。ご注意を。

いざ乗車!オススメはグリーン車

出発まで時間がないので急いで乗車しましょう汗。今回はグリーン車(7号車)を予約しました。なんてリッチな!と思われるかもしれませんが、指定席+250円(えきねっとから予約)と、ちょっとの金額をプラスするだけなのでとってもお得です。

こちらがグリーン車の車内。椅子や内装がレトロな雰囲気ですね。

座席も広々として開放的。回転式のリクライニングシートです。

グリーン車をオススメする理由がこれ!先頭が展望デッキのようになっていて、前方と左右がガラス張り。景色を楽しめるのはもちろん、機関車を目の前にすることができます!これは鉄道ファンならずとも楽しめること間違いなし!

車内を探検しよう!「普通車両・売店」

一息ついたら車内を探検してみましょう!グリーン車(7号車)から反対の1号車に向かっていきます。こちらは普通車両。十分素敵です。

こちらは売店。軽食などを販売しています。残念ながら食堂車はありません!

記念グッズを集めよう!「展望車両」

展望車両(4号車)へと進みます。両端の窓が大きくて開放的!

展望車両から見た風景。のどかな田園が広がっています。バックには磐梯山があるのですが本日はあいにくのお天気となりました。残念。

こちらの車両にはなんとポストが設置されています。投函することもできて、ちゃんと消印も押してくれます。これはいい記念になりますね。

記念スタンプもあります。やさしくおしてください。

お子様連れでも楽しい「オコジョ展望車両」

SLばんえつ物語HPより

反対側の先頭車両は「オコジョ展望車両」と呼ばれ、お子様が遊べるフリースペースとなっています。今回は大のおとなが一人で乗り込んだので、入るのはちょっと遠慮しました。。。※現在は新型コロナウイルス対策のため、整理券での人数の利用制限を設けています(2020年8月時点)。

喜多方駅に到着!所要時間は23分

そうこうしているうちに、あっという間に喜多方駅に到着です。所要時間は23分(15:48着)。せっかくSLに乗ったのにもう降りちゃうの〜?というお気持ちはわかりますが、観光には時間が限られています。逆に考えればそれだけ観光に時間が使えるということ( ・`ω・´)キリッ!! それと、23分あれば意外にSLを満喫できます。

喜多方での時間を有意義に過ごすために、後ろ髪をひかれる思いですがSLに別れを告げましょう。喜多方での観光はこちらの記事も参考にしてみてください↓↓

もっと楽しみたい方はさらに先へ!より大自然を満喫

せっかくSLに乗ったんだからもっと楽しみたい!という方は、もちろんそのまま乗り続けてください。喜多方より先は山間部を通るので、よりダイナミックな自然を楽しむことができます。

たとえば喜多方の次の駅「山都」はそばの里と呼ばれていて、お蕎麦のおいしい会津の中でも屈指の名店が軒を連ねますので立ち寄ってみてはいかがでしょう。

山都に向かう途中には、鉄道ファンの間では有名な撮影スポットの鉄橋を渡ったり、トンネルの中を通ったりします。トンネルの中を通っているときなんかは結構幻想的ですよ。

運行日や料金は?

運行日は基本的に土日や祝日が多いですが、運行をしていない週末もあります。料金についても予約の仕方で若干変わってくるみたいですので、詳細はJR東日本のSLばんえつ物語のHPでご確認ください。ちなみに私は「えきねっと」から事前に予約しました。会津若松駅〜喜多方駅でしたら普通車両で860円、グリーン車ですと¥1,110円(ともに乗車券込)くらいです。

ぜひ、会津若松から喜多方への移動は、「SLばんえつ物語」をご利用ください。