花より男子のロケ地へ!「ブリティッシュヒルズ」のマナーハウスツアー

以前、ブリティッシュヒルズで日帰りティータイムの記事を書きましたが、今回はその敷地内にあるマナーハウスの見学ツアーに参加してきました。あの人気ドラマ「花より男子」のロケ地にもなっていて、その豪華な造りにはただただ圧倒されるばかりです。

マナーハウスとは、貴族の別荘のようなもの

こちらはブリティッシュヒルズ内にあるマナーハウス。マナーハウスとは、イギリス貴族が各地へ移動する際、拠点として滞在するために建てられた別荘のようなもの。普段はやや階級の低い貴族(領主)の邸宅として使われています。

領主は、より階級の高い貴族にマナーハウスを使ってもらうことをステータスとしていて、名に恥じないような豪華な造りを領主同士で競い合ったといいます。

こちらは1階の廊下。貴族たちは、防犯上などの理由から2階に滞在をしていたそうです。1階は執事やメイドなどの仕事場だったそうですが、1階でこの豪華さなのですから2階は相当なものなのでしょう。

1階のレセプションでツアーの申込みを

エントランスを抜けたところにレセプションがあります。ここでツアーの申込みをしましょう。ブリティッシュヒルズでの公用語は英語。外国の方もスタッフとして働いているので、積極的に英語で会話をしましょう。もちろん日本のスタッフもいるのでご安心を。

暖炉に革張りのソファ、シャンデリアなどなど….。豪華なレセプションです。

マナーハウスツアーの料金は大人600円・小学生300円(小学生未満は無料)。これに加えてマナーハウスへの入場料200円がプラスされます。この日の開催時間は11時・13時・14時スタートの3回で、11時と14時スタートが日本語、13時スタートが英語でのガイドツアーとなります。今回は14時〜の見学ツアーに申し込むことにしました。

ツアー開始まで約1時間あったので、近くのアスコットで軽食をいただくことに。アフタヌーンティーとサンドイッチをいただきました。以下の記事も参考にしてください。

見学開始。見事なステンドグラスとペッパーくんがお出迎え

ガイドさんの説明を受け、いよいよ2階に上がります。

ペッパーくんが1階でお見送り。現代版の執事といった感じでしょうか。

2階へ上る途中、踊り場から見えるのはきらびやかなステンドグラス。イギリスから直輸入されたものだそうです。

2階のホールへ。絨毯の価格はなんとウン千万円!!

2階へ上がるとまずは大きなホールがあります。ダンスやパーティーを行う場所としても使われていて、実はこの日も1組のカップルがちょうどここで式を挙げている最中だったそうです。こんなところで式を挙げれるなんて羨ましい…。

ホールでひときわ目を引くのがこのペルシャ絨毯。なんと4人の職人が4年の歳月をかけて制作したもので、その価値はウン千万円と言われています!!ヒェ〜〜。普通に踏んじゃってました。ガイドさんが裏地を見せてくれ、仕事の丁寧さが伺えます。

壁の彫刻やソファなどの調度品も見事です。

廊下にはエリザベス女王と昭和天皇の写真…ではなく絵画です! 天皇がイギリスを公式訪問した際とエリザベス女王が来日した際の様子をイギリス人の画家が描いたものだそうです。

領主夫人の部屋「クイーンズルーム」

出典:ブリティッシュヒルズ公式HP

こちらは領主夫人の居室であり寝室でもある「クイーンズルーム」。この日は結婚式で、この部屋は新郎新婦の控室として使われており、見学することはできませんでした。全体的に丸みをおびた家具が特徴的で、女性らしい雰囲気が漂います。

領主の部屋「キングズルーム」

次に案内されたのは領主の部屋「キングズルーム」。クイーンズルームもそうですが、貴族が訪れた際はこの部屋を居室・寝室として使ってもらうため、マナーハウスの中で最も豪華な造りとなっています。クイーンズルームとは違って、直線的な家具が多く、男性的な印象を受けます。

電話機まで美しい。。。なんと電話として普通に使えるそうです。受話器をとったらプーッと音がしてました。

お風呂場です。バスタブの猫型の足がかわいらしいです。

こちらは寝室。横たわっているクマの毛皮は本物です。意外に狭い?というのも理由があり、万が一刺客に襲われた時、ベッドフレームや壁が振りかざした剣から守ってくれるように設計されているためなんだとか。寝ている間も危険と隣り合わせということですね。

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