会津の酒蔵巡り(2)日本酒スイーツのカフェがある「末廣酒造」

会津の酒造めぐりシリーズ第2弾は、会津若松市にある「末廣酒造」。創業は嘉永三年(1850)の老舗です。しっかりとした蔵造りの建物で、蔵を改装して作られたギャラリーや、日本酒を使ったスイーツを提供してくれるカフェもあります。もちろん試飲もできますよ♪

平成30年全国新酒鑑評会「金賞」受賞蔵!

会津若松市の観光名所・七日町通りから2本通りを挟んだところに末廣酒造はあります。歴史を感じさせる蔵がとても見事な造りです。立派な門があるところから入りましょう。

門を通ってすぐ右側の建物の中は、歴代の末廣酒造のポスターが並べらています。かなり古いものまであり、歴史的価値のあるものばかりです。

中に進んでいくと、吹き抜けのとても広い空間が広がります。少しひんやりとした感じがするのは酒蔵ならでは。末廣酒造は平成30年全国新酒鑑評会金賞を受賞(受賞銘柄は「嘉永蔵大吟醸」)しており、名実ともに会津を代表する酒蔵です。平成28年までは5年連続で受賞していました。ちなみに福島県は全国ダントツ最多の22銘柄を金賞受賞!

もちろん試飲できます♪会津産の梅を使った梅酒も

お待ちかねの試飲タイム♪代表的な銘柄から生原酒、金賞受賞酒などいろんな種類のお酒がいただけます。背あぶり山と博士山の伏流水を使って仕込まれたお酒はどれを飲んでも本当においしく、良いお酒は良いお水からというのを実感させてくれます。

梅酒の製造にも力を入れていて、会津名産の梅・会津高田梅を使用した梅酒も試飲することができます。なんとゴルフボールよりも大きい特大の梅ですよ!

売り場にはたくさんのお酒が並んでいて、なかなか他では手に入らないお酒も置いています。末廣酒造のお酒「山廃純米吟醸 末廣」は、なんと2019年大阪で開かれたG20サミットで各国首脳に振る舞われたのだとか。

日本酒を使ったスイーツも!お土産にぴったり

お酒だけでなく、お土産コーナーには日本酒を使ったスイーツもたくさんあります。定番の酒まんじゅうから酒粕を使ったゼリーなど、お酒が苦手な方へのお土産にちょうどいいです。

こんなのもありました笑!一升瓶ストラップ。細かいところまで再現されています。お値段も260円とお手頃なので、軽めのお土産として渡してみても良いかもしれません。

ちょっと休憩。日本酒スイーツのカフェ「杏」

観光に疲れたらちょっと休憩。嬉しいことに末廣酒造の中にはカフェがあります。いくつか酒造を回りましたが、カフェがある酒造は初めてです。蔵を改装して作られていてとても雰囲気の良いお店です。

蔵出しのあまざけや日本酒スイーツを提供してくれます。大吟醸シフォンケーキ!どんな味がするのでしょうか。仕込み水で淹れたコーヒーや日本酒も飲めますよ。営業時間は10:00〜18:00(L.O.17:30)です。

今回は時間の都合でいけなかったのですが、他にも仕込蔵や資料館も見学することができますよ。(見学無料・予約不要/9:30から30分ごとの案内

末廣酒造へのアクセス

末廣酒造は七日町通りのすぐそばにあり、七日町観光のついでにふらっと立ち寄れるところにあるのでぜひ足を運んでみてください。近くには別の酒造もあるので、飲み比べ歩きをしても良いかも。

末廣酒造 嘉永蔵
〒965-0861 福島県会津若松市日新町12-38
【電話番号】0242-27-0002
【営業時間】9:00~17:00(12月31日と元旦は休業)
【駐車場】約20台
【ホームページ】https://www.sake-suehiro.jp/