ワインを作りながら福島・郡山に移住しませんか?「ふくしま逢瀬ワイナリー」

フルーツ王国として知られる福島県。そんな福島の桃や梨、りんごを使ったお酒を作っている醸造施設「ふくしま逢瀬ワイナリー」は2015年10月にオープンしたばかりで、郡山市の逢瀬(おうせ)町というところにあります。果物の生産から加工・販売までを一貫して行うことを目指し、福島の果樹農家と一体となったお酒づくりをしています。

また、地域活性化の一環として「地域おこし協力隊」を募集(2018年11月時点で募集中)しており、郡山市の委嘱職員としてこちらのワイナリーで働きながら憧れの移住・田舎暮らしを実現することも可能。そんなふくしま逢瀬ワイナリーへ、県外から郡山に移住してきた筆者が見学&試飲♪をしてきました。

豊かな自然に囲まれたワイナリー。ブドウ栽培を実証中

ふくしま逢瀬ワイナリーは豊かな自然に囲まれた山あいにあり、近くには温泉施設がたくさんあるのどかな場所です。約9,000㎡の広大な敷地内に、美術館のような現代的な建物。ここで福島産のワインをつくる取り組みが行われています。

2015年10月に完成したふくしま逢瀬ワイナリーでは、まだブドウの収穫は行われていません。2018年11月現在、実証園場で育てられているブドウはまだ若木の状態。できたばかりのワイナリーとともにまだまだ成長中です。

現在は福島県内の果樹農家が作った桃や梨、りんごを使ったお酒を製造・販売しており、2019年春までに、郡山市内の農家さんから仕入れたブドウを使ったワインが出荷予定です。

施設内では醸造したお酒を販売

ワインのコルクで作られた「OUSE」の文字。

こちらは施設内の様子。木の温もりが感じられる、オシャレで落ち着いた雰囲気です。中から見る外の景色も素晴らしいですね。

福島のりんご・ふじを使ったお酒「シードル」です。2016年と2017年に製造されたものを販売しています。

こちらは福島産の果物を使った梨・りんご・桃のリキュール。それぞれの果物を蒸留して作られたブランデーをベースにしています。

販売しているのはお酒だけではありません。福島の果樹農家さんたちが丹精込めて作ったジュースもあります。

こんな面白いものも販売してました。「自家製サングリアの素」という商品で、このボトルにワインを入れれば、福島産の果物を使ったサングリアが完成です。便利!

飲み物だけではありません。福島・会津の名産品「会津木綿」を使ったボトルバッグです。お酒とセットで、ギフトとしていかがでしょう?

シードルの飲み比べができる

施設内にはカウンターが併設されています。ここではシードルが試飲できるほか、ジュースやかき氷なんかもいただくことができます。

シードルの飲み比べセット(500円)をいただきました。2016年と2017年に製造されたものを飲み比べることができます。りんごのフレッシュな香りと酸味があってとてもおいしかったです。シードル2016はいろんな賞を受賞しているみたいですね。

木樽や蒸留器などを見学

製造設備の一部を、中から見学することができます。こちらは貯蔵施設で、木樽はまだ新しいですね。奥には総容量40,000リットルの26本のタンクがあります。

この立派な機械はブランデーを作るドイツ製の蒸留器。桃や梨、りんごのブランデーが作られます。ワイナリーの方がいろいろと親切に説明してくれました。

「地域おこし協力隊」として働いてみませんか?

「地域おこし協力隊」という制度をご存知でしょうか?

“地域おこし協力隊とは”

都市地域から過疎地域等の 条件不利地域に住民票を移動し、生活の拠点を移した者を、地方公共団体が「地域おこし 協力隊員」として委嘱。隊員は、一定期間、地域に居住して、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこしの支援や、農林水産業への従事、住民の生活支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組。

出典:総務省 地域おこし協力隊HP

つまり都市部から地方に移住し、市や町の委嘱職員として働きながら地域に貢献しませんかということ。経済規模で東北第2の都市と言われている福島県郡山市も例外ではなく、人口が流出しています。

田舎暮らしや移住に憧れる人は増えてきてはいますが、仕事のことや生活の不便さに不安を抱える方も多いはず。その点、郡山市は「トカイなイナカ」といわれているように、市内中心部は発展していてとても便利、でも少し郊外へいけばのどかな田園風景が広がっていて、田舎暮らし初心者にはぴったりの街です。

郡山にある布引風の高原

筆者も大阪から郡山に移住し、平日は郡山で仕事を、週末だけ妻の実家の会津で田舎暮らしをしています。いわゆるJターンのような移住スタイルをとっていて、仕事の面でも、生活の面でも郡山は移住に適した場所だと感じています。

そんな郡山で地域おこし協力隊を現在2名募集しています(2018年11月現在)。1名は郡山の観光協会で、そしてもう1名がふくしま逢瀬ワイナリーです。詳しくは以下をご確認下さい。

●【郡山市】「ソト」の視点で郡山を盛り上げませんか?協力隊2名募集中!!

ざっくり条件をいうと、年齢は概ね20歳〜40歳までの健康な方、現在都市圏に住んでいて採用後に郡山へ住民票を移すことが可能な方。

ふくしま逢瀬ワイナリーでの業務概要をみると、“地域特性を考慮した栽培方法の研究・支援”、“イベントの企画運営”、“ブランディング”、“マーケティング”うんぬん・・・・いろいろ小難しいことが書いていますが20歳そこそこの若者が見知らぬ地にやってきて、いきなり一人でできるわけがありません。やる気が1番です。書類審査と面接1回だけなのでそんなに選考も厳しくないはず(たぶん)。

任用期間は1年以内で最長3年まで延長可能。郡山が気に入ったら、その後しっかりと腰を据えてもいいですし、合わなかったら地元に戻ろう、くらいの気持ちでもいいと思います。

給与は160,000円/月額(4万円の賞与年2回)と決して高くはないですが、賃貸住宅は市が借り上げてくれるので、家賃はタダです!これは嬉しいですね。社会保険等も完備です。

ふくしま逢瀬ワイナリーで働きながら、憧れの田舎暮らし・移住をしてみませんか?もちろん、福島観光の際にはぜひワイナリーにお立ち寄りください。

「ふくしま逢瀬ワイナリー」へのアクセス

郡山駅と猪苗代湖のちょうど中間に位置し、郡山駅から約15km・車で約30分の距離にあります。

【住所】〒963-0213 福島県郡山市逢瀬町多田野字郷士郷士2番地

【電話】0120-320307

【営業時間】10:00~16:00(1月〜3月は水・土曜日のみの営業)

【休業日】月曜日

【ホームページ】http://www.ousewinery.jp/