まるで江戸時代! 人里離れた山間部にある宿場町「大内宿」
福島県内屈指の観光名所で、江戸時代から続く宿場町「大内宿」。30軒以上の茅葺屋根の民家が立ち並び、当時のにぎわいを今なお感じさせます。青々と茂った緑に囲まれた、夏の大内宿に行ってきました。
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会津若松からは車で約40分。東京からは約3時間
今回は会津若松駅から車で大内宿へ向かうことに。順調にいけば40分程度ですが、お盆の時期、しかもお昼前だったのでかなりの渋滞を予想していました。幸いなことにそこまで待たされることなく駐車場に停めることができましたが、それでも駐車場はほぼ満車、側道が臨時の駐車場になるほどの混雑っぷりです。
今回はたまたまかもしれないので、時間には余裕を持って移動したほうが良さそうです。特に紅葉の時期が一番のピークらしいので、秋にお出かけの際はご注意ください。
駐車場の料金は1台400円。帰る時に係の方に支払いました。
駐車場からてくてく歩いていきます。
江戸時代にタイムスリップしたかのような日本の原風景
5分ほど歩くと大内宿の入り口に到着。30軒ほどの民家が、間隔を空けることなく並んでいて、かつての宿場町としての賑わいが感じられます。
すごいな〜と思ったのが、景観をとても大事にしていること。周りを見渡しても里にある民家以外の建造物は見当たらず、電線もほとんどありません。道もアスファルトで舗装されておらず、民家の中にはエアコンがあるのに室外機が見えません。江戸時代の町並みごと、そのまま持ってきたような空間になっています。
お昼は高遠そばの「三澤屋」さんで。待ち時間を有効活用しよう
大内宿の入り口から歩いてすぐ、高遠そばの超有名店「三澤屋」さんでお昼をいただくことに。待ち時間はなんと2時間(お盆の時期)!でもご安心を。番号札制なので、予約をしたら順番が来るまで引き続き大内宿を散策します。食事の詳細はこちら↓
●会津の行列店へ行く-その2 大内宿「三澤屋」の高遠そば
https://dabeshita.net/2018/08/27/aizugyouretsu_soba_misawaya/
郷土料理をつまみ食い。お土産店でショッピング
道中、いろんなお店が誘惑してきます。こちら、南会津名産の「じゅうねんえごま味噌」を使った焼きだんご(300円)。もちもちのお団子に、香ばしく焼かれた甘めの味噌がとてもよく合います。奥に見えるのは岩魚の塩焼き(550円)。おそばが待っているので岩魚は我慢…。
こちらは会津磐梯サイダー(200円)。小さな堀を流れる水で冷やしています。この日の気温はかなり高かったですが、水はとっても冷たかったです。
お土産屋の本家・叶屋さん。なすやかぼちゃなどの野菜の形をしたお手玉やちりめん細工が軒先を彩ります。干し柿や干し大根など、会津の冬の風物詩を再現していて、当時の暮らしぶりを楽しげに見せてくれます。
大内宿の中でも一際目立つ建物「本家扇屋」さん。蔵を改装した民宿です。国の重要文化財に宿泊できるなんて贅沢ですね。
●蔵の民宿 本家扇屋
民家の横にはかぼちゃ畑が。観光地だけど、ここで生活している方々がおられるというのを改めて感じました。
当時の暮らしを再現した町並み展示館
大内宿で一番大きな茅葺屋根の建物。当時の暮らしぶりがわかる「大内宿町並み展示館」として利用されています。(見学料は大人250円、子供150円)
立派な茅葺き!
当時使っていた道具などが展示されています。
大内宿を一望できる場所へ
街道もそろそろ終点。展望スポットへは、つきあたりの建物を左に曲がります。
お地蔵さんの横の階段を登ります。結構急で、階段の幅が狭いので気をつけてください。向かって左側に比較的緩やかな迂回路がありますのでそちらを利用してもよいでしょう。階段を登ればすぐです。
展望スポットへ到着。お〜〜テレビでよく見るやつです。
このあたりは木陰になっているので少しひんやりしています。少し奥に行くとベンチがあるので、汗が引くまでここでのんびりしました。
竹馬に乗って時間つぶし。このあと、おそばを食べに三澤屋さんへ行きました。
大内宿へのアクセス
お車・電車でお越しの場合はこちら。
http://ouchi-juku.com/index.php?Route
駅から観光バスでお越しの場合はこちら(期間限定)
http://ouchi-juku.com/index.php?Tourist%20Bus
有料駐車場:約400台