そばの里・山都の「伝承館」でいただく新そば。夏は食べ放題も
秋といえば新そばの季節。そばの名産地である会津には蕎麦の名店がたくさんありますが、今回は市街地から遠く離れた、そばの里と呼ばれる山都の「そば伝承館」へ新そばをいただきにいきました。
飯豊山の伏流水と恵まれた気候。そば栽培に適した「山都」
山都は、日本百名山にも数えられる飯豊連峰の麓にあり、飯豊山の万年雪が溶けた伏流水と、標高400mという寒暖差の大きい風土から会津でも有数のそばの産地として「そばの里」と呼ばれています。
そんなそばの里にある、人気のお店「そば伝承館」。10月中旬頃から新そばをいただけるということで、お昼に行ってきました。趣のある建物ですね。
中は広く、座敷とテーブル席があります。天井も高いですね。窓が大きく開放感があり、外の景色を楽しみながら食事ができます。新そばの季節なので席が予約で結構埋まっていますね。
つなぎを一切使わない十割そば
そばを打っているところを間近で見ることができます。山都のそばはつなぎを一切使わない十割そば。つなぎを使わないので、職人にはかなりの技術が必要とされるようです。
メニューはこんな感じです。
透き通るような白さのそば
私が注文したのは天ざるそば(1,300円)。まず気になったのがそばの色。普段見慣れているそばよりも色が白く感じます。山都のそばは挽き方にもこだわりがあり、そばの実の中心付近の白い部分(さらしな粉)を多く使っているそう。
エグミのもととなる外側の色のついた部分をあまり使わないため、風味豊かな白く透き通ったそばになります。
近くでみるとほんとに白いです。そば特有の黒いつぶはほとんど見当たりません。コシと歯ごたえがあり、そばの風味が口いっぱいに広がります。天ぷらもサクサクでおいしかったです。
こちらは山菜そば(900円)。もちろん温かくてもおいしいです。ごちそうさまでした。
毎年、夏の時期はそばが食べ放題!
夏になると「そば伝承館」ではなんとそばの食べ放題が実施されます(一人1,000円/ざるそば限定)。2018年は7月4日~年9月19日の間の水曜日限定(8月8日と8月15日は除く)でした。毎年開催されているようですので、夏休みを使ってそばの里・山都の「そば伝承館」に来てみてはいかがでしょうか?
「そば伝承館」へのアクセス
そば伝承館は、喜多方市の市街地から西へ約8kmの山間部にあります。すぐ近くに磐越西線「山都駅」があり、駅から歩いていける距離にあるので車をお持ちでないかたでも比較的行きやすいです。
【住所】福島県喜多方市山都町字沢田3077-1
【電話】0241-38-3000
【営業時間】午前10時~午後4時